マンスリーサポーター募集
生まれた環境によって、こどもの人生はほぼ決まる―
これが、フィリピンの貧困家庭に生まれたこどもの現実です。 経済的に貧困状態にある家庭に生まれたこどもは、家庭の状況によっては孤児院へ預けられ、あるいはストリートチルドレンとして家計を支える働き手にもなります。貧困の連鎖から抜け出すためには、こども自身の自立が大きなカギとなります。
アクションは、どんな環境に生まれこどもでも自分の可能性を広げ、能力を発揮し、社会で生きていくためのチカラを育めるようサポートしています。
マンスリーサポーターは、月1,000円(1日約30円)からはじめることのできる支援です。こども達の成長を、どうか私たちと一緒に支えてください。
マンスリーサポーターへのお申込み方法
クレジットカードによる申込みが可能です。 マンスリーサポーターになっていただいた方には、年3回のニュースレターの送付、イベントへの会員価格でのご案内をさしあげています。
たとえば、みなさまのご支援でできること
栄養不足のこども達に、栄養のある朝食を約1週間分届けることができます。
貧困家庭に生まれたこどもたちが、美容師になるために必要な材料一式をそろえることができます。
孤児院のこどもたちの教育に必要な学用品や制服をそろえることができます。
ご支援により、可能性を広げたこどもたち
ジンボイ(19歳)
ジンボイは両親を亡くし、9歳の時に孤児院ジャイラホームにやって来ました。 ちょうどその頃、アクションのプロジェクトにより空手道場がジャイラホーム内に建設され、ジンボイ自身も空手に参加するようになりました。 当初は痩せっぽっちだった彼でしたが、空手が好きで、みんなよりも上手く、当時のインストラクターもジンボイの俊敏さ、真面目に稽古に参加する姿勢を評価していました。また当初は兄さんも同じ施設にいて、お兄さんたちや同世代の友達も一緒に空手をすることがなによりの楽しみだったといいます。
ジンボイの人生に大きなきっかけをもたらしたのが、2008年に空手でフィリピンからの招待選手として日本を訪れたことです。日本の大会に出場し、初めての外国の地で緊張して試合には負けてしまいました。試合後は悔し涙を流し、それをばねにいっそう練習に励むようになりました。 その後、彼は空手のインストラクターとなり、アクションが実施をするチカラプロジェクトで、かつての自分と同じ境遇の孤児院のこどもたちに空手を指導する立場になりました。ジンボイが空手と出会い、日本を訪れ、そして空手をずっと続けてインストラクターとして活躍できたのは、たくさんの人からの支援があったからこそ。現在、ジンボイは家族と一緒に暮らせることとなり、空手のインストラクターは退職し、家族のもとで別の仕事に就きましたが、みなさんの思いを受け止めながら、今もは日々懸命に生活しています。
マラ(19歳)
マラは家計を助けるため、小学校3年生のときから市場で働き始めました。当時は働くことを優先し、学校を休んでしまうこともありました。しかし、アクションのパートナーである現地NGOのタタッグが実施している「ストリートエデュケ-ション(路上で働くこども達のための青空教室)」という活動に関わり始めてから、自分が一人のこどもとして持つ権利を知り、学校で勉強することの大切さを学びました。
それからは学校に通いながら、週末に市場で働き、自分の学費や生活費を稼ぎながら家族を助けてきました。生活は決して楽ではありませんでしたが、学校での成績はとても良く、学業も仕事も常に頑張ってきました。その努力が認められ、アクションの奨学生として、大学でソーシャルワーク(社会福祉学)を学ぶチャンスを得ました。2011年から大学で学び始めた彼女は、大学在学中も常に良い成績を保ってきました。また、大学の先生や仲間からも信頼され、3年生の時には学部の生徒会長に選任され、しっかりと任務を果たしました。大学を優秀な成績で卒業した彼女は、現在、アクションのチカラプロジェクトのスタッフとして働いています。彼女の夢であった自分のように生活が大変な人達やこども達を支援するために、日々頑張って業務にあたっています。
皆さんからの支援により、マラは自分の夢に挑戦することができ、夢であった職業に就くことができました。奨学生からスタッフへと立場は変わりましたが、アクションとしてこれからも彼女の人生を応援していきます。
今回のみの寄付をされる方
一回のみ、自由な金額でのご寄付も承っています。1000円以上でご寄付いただけます。
銀行振込、クレジットカードの両方から振込が可能です。
現地での活動や支援先のこども達の様子は、ブログやアクションのfacebookページ、月に1度発行しているメールマガジンでご報告致します。