カテゴリ:海外ボランティア
小学校での教育ボランティア DAY 3
3日目
キャンパーはホームステイ先の子ども達と朝7時頃に登校し、全校朝会に参加。
そこでは国歌斉唱やアップテンポなダンスを朝の体操の代わりに踊っていました。
皆朝からノリノリでキャンパーは驚き。
そして授業開始!
まずは英語の授業!
2年サンパギータ組とバラ組に分かれ、授業参加・先生の補助をしました。
フィリピンの教育システムは2010年から導入されたK-12という
幼稚園1年、初等教育6年、中等教育4年、そして高等教育2年という
幼稚園から高校までの13年間の教育システム。
バライバイ小学校は1年生と3年生の時に成績を基に組み替えがあり、
特進1組とその他何組かに分かれているというしくみです。
2年生のサンパギータ組は特進のクラスで、習っているものも他のクラスよりも授業のペースが
早く進んでいるようでした。他のクラスのバラ組は、
わんぱくな子や理解する事に時間がかかる子は前の方の席に座るよう、席順も多少工夫されていました。
英語は主語と動詞について。日本の英語の授業の様な進め方とは違い、
Mother cooks food. の中の主語はどれか、動詞はどれかと子ども達に質問し進めていくものでした。
特進組はそれは終わり、グループ毎に分かれ動詞の過去形を習っていました。
グループ毎に問題を解きそれが正解であった時、
英語圏の人達がとる様なリアクション”Wow!”が書かれたカンペを先生が出し、
そこに書いてあるリアクション”Wow! Wow! Wow wow wow!!” とテンポよく生徒が大声で言うという、
英語圏の文化も入れた授業で工夫されているなと思いました。
そしておやつでココナッツ風味のお餅を美味しく頂き、休憩。
次は算数。
バラ組は1から8の段を大きな声で言ったり、3と4の段の問題を解いたりしました。
黒板の様な表面の厚紙を一人一枚配り、それに問題を解き、出来たらその厚紙を上に上げて先生に見せるという
算数のクイズ番組形式で授業が進みました。
キャンパーの1人が可愛らしい絵が描いてある問題を子ども達に見せ、皆同時に回答始め!
皆必死に指を折って数えたり、隣のこの答えを見て書いて終わりましたと手を挙げる子、
自分が先に終わりまだ終わっていないこの黒板に答えを書いてしまう子、
自分が納得するまで何度も指を折ったり、数字を線に置き換えて数える子がいたりと、
色々な子どもの性格が垣間みる事が出来ました。
一方サンパギータ組はすらすら九九を言い、皆もすぐに回答できるものでした。
とにかく授業のペースが早い学級で、先生も軽快に進めていきます。
昼食、休憩、そして特別授業の打ち合わせ。
2つのグループに分かれレッスンプランを考案。
1つのグループはドラえもんの紹介と絵描き歌を考案。
導入にドラえもんの道具や生い立ちを発表し、皆にドラえもんの絵を描きたいと思ってもらうよう促し、
その後に1人1枚紙を配り、英語でドラえもんの絵描き歌で可愛いドラえもんの絵を描いて持って帰るという
楽しい事を考えてくれました。
フィリピンでも放送しているドラえもんなので、皆すぐに興味を持ってくれると思います。
もう1つのクラスは日本の四季についての授業と折り紙!
あらかじめ日本の年間行事をプリントしてきてくれたユウヘイ!
そのプリントを使い春夏秋冬そして季節毎の行事の説明をし、折り紙へ。
日本の文化という事で折り紙で何かを作る予定です。
午後の授業の20分程前に校長先生から3時から消防署が実施する避難訓練があるので
午後の授業は無しでも大丈夫か聞かれ、これは貴重な体験。
年に4回小学校独自で実施している避難訓練。
消防署が来て避難の仕方を説明してくれるのは初めて!
ベルが鳴り、子ども達が頭に手を置きながら駆け足で集合場所へ。
日本とは違い皆騒がしく避難訓練をしていました。
消防署の人から集合場所での先生方による点呼の大切さ、固いもので頭を隠す事などを共有された後、
また教室に戻りもう一度。ベルが鳴り皆がまた広場に集まってきました。
そして消火器の実演。
子ども達も初めて消火器の使い方を見るので興味津々。
先生方は子ども達が実演の近くに寄らないよう注意するのに大変そうでした。
これで子ども達も少しでも火事になった時の動きは分かったと思いますね。
最後に消防署の人達と一緒にハイチーズ!
フィリピン事務局
帯川 こと まっち