カテゴリ:海外ボランティア
フィリピンの孤児院での壁修繕 x 子どもと交流ボランティア DAY6
3月8日(火)
6日目
今日はジャイラホームから車で一時間ほどの所に位置する、
オロンガポという都市部を訪問しました。
午前中は、オロンガポにあるアクションのオフィスにて、
フィリピンの社会福祉に関するレクチャーを受けました。
社会福祉士の資格を持つ二人のアクションスタッフがレクチャーを担当してくれました。
「フィリピンではどれくらいの人口が貧困に属するか」、
「貧困の原因は何か」、
「児童養護施設の実態とはどういったものか」、
「フィリピンの子どもが抱える問題とは何か」等、
フィリピンの社会福祉に関する現状が、数字を用いたデータによって説明されました。
質疑応答では社会福祉士を目指すキャンパーを筆頭に、
「貧困の定義とは何か?」
「社会福祉士の持つ権利とは?」
「養護施設の子ども達はどういった経路で入所するのか?」等、
多くの質問が出ました。
これまでも、目の前の子ども達と向き合うことを通じての学びがあったと思いますが、
今回のレクチャーでは、より大きな視点からの学びがあったと思います。
普段は明るく振る舞っているジャイラホームの子ども達ですが、
そんな彼らのバックグラウンドを想像する機会になったのではないかと思います。
昼食を皆で取り、午後からは少しの間自由時間が設けられました。
日本の家族や友人へのお土産を探したり、涼しいカフェで一休みしたり、
ジャイラホームの近辺とは雰囲気が異なる、都市の街並を楽しみました。
そして夕方から、アクションが関わらせて貰っている盲ろう学校「ニニョスパグアサセンター」を訪問しました。
目の見えない子どもや耳の聞こえない子ども達とどう接すれば良いか、
最初は戸惑っているように見えたキャンパーたちでしたが、
手話を教えて貰ったりするうちに打ち解け始め、
最終的には、ダンスを披露し合ったり、走り回ったり、
短い滞在時間にも関わらず、とても仲良くなっていました。
施設の外に出てまで見送ってくれる子どもたちに、何度も何度も手を振り、
別れを惜しみました。
キャンパーの皆が戻って来たいと思える場所が、
一つ増えたのではないかと思います。
最後に、ジョリビーで夕食を取り、ジャイラホームへ戻りました。
ジャイラホームとは違う場所で、新しい視点を獲得した一日でした。
フィリピン現地スタッフ アシスタント
森 直人