カテゴリ:海外ボランティア
フィリピンの孤児院での壁修繕 x 子どもと交流ボランティア DAY13&14
3月15日 (火)
13日目
今日は何もかもが最終の日。
キャンパーが自発的に1時間程早起し、畑の草抜きをしてくれました。
このような事は初めてだったので本当に関心。ジャイラの施設長のタタイも朝から偉いと言っていました。
その後に朝食をとり、その後ワークを実施。
昨日と同じセメントを骨組みの部分に注ぐ事と、
近隣とジャイラを隔てる壁の部分の穴を埋めるという作業でした。
最後のワークという事もあり、皆気合いを入れて作業開始。
そして午後に同じ作業をし、最後のおやつを食べ、壁の周りの穴埋めをし、完成。
大工さんのクヤバンディーとクヤフレディーがおやつがない時に良く言っていた、
No Merienda No work「おやつがないなら仕事もできない」
という程おやつが重要である事を冗談の様に聞こえましたが、
本気で言っていたのが印象的で、お世話になった大工さん達にその言葉を入れたTシャツを作り、
プレゼントしました。自分たち様にも作り皆で完成した壁の前で記念撮影。
大工さんたちとは今日でお別れという事で泣いてしまったキャンパーもちらほら。
その後は休んだり、子ども達と遊んだりして夕飯。
夕飯後は皆がほぼ毎日頑張って練習したさよならパーティー。
キッチン前の電飾をつけてパーティーモード。
日本人は作ったティーシャツを着て登場。
子ども達も何そのTシャツとキャンパーに質問。
キリスト教の歌の歌で始まったさよならパーティー。
今日入所した10才の男の子のオーマンも加え、小さい子ども達が踊りを披露。
その後はソロでベイアが歌い、ジョシュア、グレン、マリセルがタガログ語の歌を歌ってくれました。
そしてキャンパーの出番。皆で夜な夜な練習したPerfect Humanを披露。
練習の成果が発揮され、子ども達も楽しそうにダンスを見てくれました。
そして、「Believe」 と「旅たちの日に」をアカペラで披露し、子ども達も浸っていました。
どんな意味か聞かれ、卒業の意味がある曲と簡単に説明。
そして最後にPag Kasamaka という最近出たタガログ語の友情の曲歌いながら、
「皆のお姉さんマリセル」など子どもの名前が書いてある紙を出しながら子ども達の特徴を言っていきました。
最後にその紙と子ども達に日本語の歌詞、そして手作りのミサンガを渡し終了。
とその前に、タタイが皆へプレゼント。
タタイ恒例のバロットサプライズでした。バロットとはふ化しかけのアヒルの卵を茹でたもので、
現地の人達は滋養強壮効果があるという事で食され、皆好きな食べ物です。
日本で言う納豆のようなもので、外国人が苦手のいわゆる下手物です。
タタイが満面の笑みでバロットの食べ方の見本を見せ、いざ実食。
嫌だと言いながら素直に食べるキャンパーを子ども達が爆笑しながら見ている光景が微笑ましかったです。
と、賑やかに終わりました。
最後のミーティングでは2週間の振り替えをし、そこで感じた事を皆の言葉で共有してくれました。
このプログラムを通して色々な人の意見に触れる事ができたり、子ども達の笑顔を沢山見る事ができたり、
国際協力や夜会福祉の知識をもっと深めたいという事を共有してくれたり、
自分がぶち当たった壁があり悔しさがあったり、
などと皆の素直な感想を聞く事ができて本当にありがたかったです。
この2週間で感じた事をこれからの人生に少しでも役立ててもらえたら嬉しいなと思います。
3月16日 (水)
14日目
早朝5時にジャイラホームを出て、10時頃に空港に着きました。
見送りの際に思わぬサプライズ。
キャンパーたちが書いてくれたメッセージカードをもっこと私にくれました。
予想外だったので本当に嬉しかったです。最後は一人一人とハグをしお別れをしました。
何人かのキャンパーが泣いていて、バンが出るまで皆中に入らず待ってくれていました。
皆来てくれて、子ども達と沢山遊んでくれて、笑顔にしてくれてありがとう。
子ども達もこの2週間は覚えているので、また会いに来て下さいね!
子ども達と待っています。
フィリピン現地スタッフ
帯川 真智子 (まっち)