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Actionブログ|海外ボランティアのNPO法人アクション(ACTION)

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カテゴリ:フィリピン事務局

癒しのチカラの第2回卒業式がマニラ・チカラプロジェクトスタジオ(ケソン市)で行われました

 

アクションが実施しているチカラプロジェクトの一つ、「癒しのチカラ」プロジェクトは、貧困層の人たちがマッサージの技術を身につけることで、収入を得る機会を増やす手助けになることを目指しています。

収入を増やすことで、生活状況の改善につながることを期待しています。

このマッサージトレーニングは3ヶ月間行われ、スウェーデンマッサージと指圧コースを無料で受けることができます。

 

フィリピンでは近年、雇用主の求める基準を満たせるように事前にきちんとしたトレーニングを受けていることが求められるような仕事が増えてきました。

マッサージトレーニングを通じて技術を高めることは、研修生にとって雇用のチャンスを増やすことを含め、大きなプラスにつながります。

 

この度、癒しのチカラ第2期生である研修生8名(男性2名、女性6名)が無事トレーニングを終え、2017年2月9日にケソン市にあるチカラプロジェクトのスタジオで卒業式が行われました。

 

(感銘を与えるスピーチをしてくださったRejobの植田美保さん)

 

卒業式にはMont Albo Wellness Corp.のCEOであり、成功している若き起業家の一人であるDr. Nol Montalboさん、日本リラクゼーション業協会(AJRI)理事であり、それぞれ日本で有名なスパ&サロンの経営者の皆様(ラフィネ 清水社長、エーワン 鈴木社長、ベルエポック 富岡社長、ReRaKu 江口代表、クレール 林社長、ReRaKu 吉岡さん)が出席してくださいました。

 

さらにフィリピンの社会福祉開発庁マニラ首都圏事務所からもAllan Sanchezさん、April Coさん、Epharain Domingoさん、Sally Consularさん、Maydi Alindoganさん、Jessa Christie Atimさんが出席してくださいました。

 

(ラフィネの清水社長(日本リラクゼーション業協会理事長)も感動的なスピーチをしてくださいました)

 

アクション代表の横田も卒業生、パートナーやゲストの皆さんを歓迎し、その後、コミュニティの人たちや児童福祉施設に提供されているアクションの活動についての簡単なプレゼンテーションを行いました。「癒しのチカラ」は日本のRejobによるSaKuRaプロジェクトのご支援をいただき、実施されています。そして、Rejobのプロジェクトマネージャーである植田さんより2020年にむけたRejobのビジョンについてお話をしていただきました。

 

植田さんは、セラピストになることは卒業生にとって仕事を得る大きなチャンスと多くの人を癒すチカラを与えてくれるだろうと話されました。さらに日本リラクゼーション業協会理事長であり、日本で400店舗を展開するラフィネの清水社長もご自身のプロのセラピストとして成功するまでの道のりをお話してくださいました。

 

(代表横田から感謝状を授与されたゲストスピーカーのDr. Nol Montalboさん)

 

卒業式のゲストスピーカーとしてDr. Nol Montalboさんは感動的なスピーチをしてくださいました。多くの貧困層の人たちと同じように、Nolさんも経済的苦労をされましたが、ある日1,500ペソの腕時計を質に入れて得た少額のお金を資本にし、美容石鹸作りを始め、その石鹸をネットで販売したり、故郷のバタンガスからマニラへ出てきて、手売りで3,000個の石鹸を販売しました。

 

その利益を元手に、マカティにthe Mont Albo Massage Hutとして知られているマッサージ店の1号店を開業することができたのです。

 

彼の努力と忍耐により、今ではフィリピン全土に58店を持つまでになりました。Mont Alboのマッサージの一つに「ヒロット」というフィリピンの伝統的なマッサージがあります。Nolさんは、フィリピン人として、アイデンティティである自分たちの伝統的なマッサージを忘れてはいけないということもお話しされました。

 

(研修生として感謝を述べたNancy A. Camposさん)

 

卒業生の一人であるNancy A. Camposさんは、どうして癒しのチカラでトレーニングを受けることを決意したのかを話してくれました。

彼女にとって、学ぶことに年齢は関係ありませんでした。Nancyさんは53歳ですが、未だに自身の能力を見つけたり、新しい技術を学ぶことに前向きです。

 

家族のために、一生懸命働くNancyさんは、社会福祉開発省の4Ps(生計支援プログラム)を通じて受け取っている給付金以外に、このトレーニングで得た技術で家族のための収入を得ることができるようになるでしょう。Nancyさんは、アクションとRejobが、このような機会を与えてくれたことに感謝を述べられました。

 

チカラプロジェクトを実施する上で、社会福祉開発省マニラ首都圏事務所は大切なパートナーの一つです。ケソン市の4Psのエリアコーディネーターを務めるAllan Sanchezさんは卒業生の心に響くメッセージとアクションに対して、継続的な支援に感謝を伝えてくださいました。

 

 

ケソン市で行われている「癒しのチカラ」では、マニラ首都圏の貧困層に対してもトレーニングを行うことを目指しています。

現在、癒しのチカラでは第3期生の申し込みを受け付けています。第3期生のスケジュールは、もうじき発表予定です。

 

フィリピン事務局

J. Banadera

 

 

*このブログは翻訳ボランティアの方のご協力により記事を作成しています。

ご協力ありがとうございます!

 

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