カテゴリ:フィリピン事務局
SFLファシリティートレーニングに参加しました!
NPO法人アクションのフィリピン事務局は、ライフスキルの強化を通してこども達の「生きるチカラ」を育むことを目標に、こどもたちのライフスキル向上を目的として2つのプロジェクトを継続して行っています。
1つは独立行政法人国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業としてアクションが実施している「児童養護施設の養育体制強化を通じたこども達の成長と自立を促進するプロジェクト」です。もう1つは一般財団法人日本国際協力システム(JICS)から助成金を頂いて実施している「スポーツを通じた青少年育成事業の強化プロジェクト」(チカラプロジェクト)です。
これらのプロジェクトの目標を達成するためプロジェクトに関わっているスタッフは、こども向けのライフスキル向上アクティビティを進行する能力を養う研修であるSFL(Skill for Life; 生きる力)ファシリテーター トレーニングに参加しました。この研修は2017年8月29日〜31日にかけて、オロンガポ市アッパー・カラックランにあるPREDA基金(People’s Recovery Empowerment Development Assistance Foundation)の本部で行われ、アクションから12名(男性3名:女性9名)、PREDA基金から9名(男性5名:女性4名)が参加しました。
3日間の研修では、参加者のこどもへの対応方法や、個人的な人生経験を共有したり、模擬面談・模擬カウンセリングを行ったり、接しづらいこどもに対応した経験をもとに今日のこどもや若者を取り巻く環境についてそれぞれの考えを共有し議論を行いました。また、SFLトレーニングを効果的に実施するための新たな指導方法を学びました。
参加者からは、本研修はSFLトレーニングを効果的に実施していくためのスキル向上に役立ったというような感想があがりました。参加者は、ライフスキルトレーニングへのアプローチが、通常学校で行われる議論に対するものと異なるということも実感できたようです。
また、今回の研修はPREDA基金とACTIONのスタッフ同士が仲を深める機会にもなりました。結果として、この研修はこども達だけでなく児童福祉従事者にとっても有益なものとなりました。
SFLトレーニングを基準に従って実施するため、研修中は講師であるDizon氏に技術支援を頂きました。
研修実施にあたっては、児童福祉に取り組んでいるPREDA基金とConsuelo Alger Foundationの2団体にご尽力いただきました。PREDA基金には研修期間中の講師の宿泊施設および講師と参加者の食事を提供していただきました。Consuelo Alger FoundationはSFLファシリテーター・キットの無償版をはじめ様々な研修教材を提供してくださいました。この研修を通してACTIONはSFLの公認講師であるEileen Dizon氏とのつながりを持つこともできました。
プロジェクトコーディネーター
Mary Joy N. Marbida
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