カテゴリ:チカラプロジェクト
2018年度 バライバイ小学校の給食支援活動について
こんにちは。
フィリピン事務局インターンスタッフの上田祥子です。
今回はバライバイ小学校で実施している給食支援活動の報告をさせていただきます。
この活動は、BMI数値が普通体重以下のこどもを対象に行っています。
BMI数値を普通体重にするため、毎日の学校給食を提供しています。
昨年度は、119名の生徒に対して給食支援を行いました。
まず、こども達のBMIの変化から報告いたします。
2018年6月、最初の測定時は、普通体重0名、痩せぎみ101名、痩せすぎ18名でした。
2019年3月、最後の測定時は、普通体重103名、痩せぎみ14名、痩せすぎ2名となりました。
1年間で、ほとんどのこどもが普通体重になりました。
毎日の昼食の大切さがうかがえます。
次に、実施した活動内容の報告です。
保護者に対しての活動です。
農業レクチャー5回、栄養レクチャー3回、クッキングコンテストを3回行いました。
生徒に対しては、農業レクチャーを3回行いました。
農業レクチャーでは、野菜の育て方、肥料の作り方などを実際に学校の農場を使って学びました。
栄養レクチャーは、どの野菜がどんな栄養を持っているかなどを学びました。
クッキングコンテストは、給食を作ってくださるお母さん方が、与えられたお題にそって料理を作り競いました。
実際にこれらのイベントに参加したお母さん方から感想を頂きました。
料理のレパートリーが増えたや、野菜の育て方の勉強になったなど学んだことがたくさんあるようです。
更に、去年は前任のインターンスタッフが自らバライバイ小学校で野菜を育てました。
始めた理由は、“スタッフの農業の知識不足や手法の正誤がわからないため、
的確なアドバイスをあたえられていい”からです。
スタッフも一緒にお母さん方と成長していくスタイルでした。
6月から今年の給食支援がスタートします。
こどもと大人が一緒に学び、より健康的でバランスが良い食事が提供できるよう活動していきます!!
インターンスタッフ 上田祥子