カテゴリ:事務局からのお知らせ, 海外ボランティア
【海外ボランティア】タール火山噴火を受けてのツアー開催に関するご案内
2020年1月12日に発生した、フィリピンルソン島南部バタンガス州のタール火山での噴火を受け、
現在の状況と当会のツアー開催に関する対応についてまとめましたので、ご案内いたします。
●現状
日本のメディアでも一部報道されていますが、1月12日(日)午後、
フィリピンルソン島南部バタンガス州内にあるタール火山の噴火が活発になり、
危険な爆発的噴火が起こる可能性があるとして、
フィリピン当局はタール火山の噴火警戒レベルをレベル4に引き上げました。
火口から半径14km以内に住む近隣住民には避難指示が出され、
避難所の数は125箇所にのぼっています。(1/15時点)
首都マニラでも一時火山灰が降り、マニラ空港では一時的に飛行機の離着陸の中断が見られましたが、
13日午後に同措置は解除されており、現在は通常通りの運行となっています。
当会の活動地(2020年春の海外ボランティアでのメイン活動地・滞在先)である、
ルソン島サンバレス州はタール火山から約120km離れた場所に位置し、
火山噴火後も大きな影響は出ず通常通りの生活と活動を続けています。
また現地駐在の日本人スタッフも、普段と変わらない日常を過ごしています。
タール火山から約70km離れたマニラでは、一時火山灰は降りましたが現在は落ち着いており、
当会代表およびマニラ事務局スタッフも通常通りの生活、活動を続けています。
●海外ボランティアの実施判断について
アクションでは、下記のツアー実施基準や活動地の状況、
その他関係機関(大使館/外務省/JICA/活動地域の警察等)からの安全情報に基づき、
ツアー実施を検討・決定しています。
《ツアー実施基準》
1.航空機が通常通り運行していること
2.現地のライフラインが機能していること
3.ホテル、レストラン、観光地が通常通り営業していること
4.交通機関、チャーターバス・車等の運行に大きな支障がないこと
5.危険とされる日時(デモや集会など)を避けることができること
6.危険とされる場所(デモや集会など)を避けることができること
7.宿泊場所や、コースの変更で、危険回避が可能であること
現在参加者の募集を行なっている2020年春海外ボランティア・スタディツアーは、
全プログラム共に現在提示している日程および内容で開催予定です。
ただし今後の火山活動や現地の状況を見ながら、
参加者の皆さまの安全を第一に考え、その都度ツアー実施の検討・判断を行ないます。
万が一ツアー実施が難しいと判断した際は、すぐにご連絡させていただきます。
現時点では全プログラム予定通りプログラムを開催します。
●その他、最新情報について
アクションでは日本のJICAや外務省、フィリピンの行政とのネットワークを生かしながら
現地での最新情報をアップデートし、ツアー実施の検討・判断を行なっています。
下記のサイトから、各自で最新状況をご確認いただくことも可能です。
・外務省の海外安全情報(危険情報)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_013.html#ad-image-0
※フィリピンルソン島の危険情報レベルは、「レベル1:十分注意してください。」で、
以前から引き上げは行われていません。
・在フィリピン日本大使館
http://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
・外務省海外旅行登録「たびレジ」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/