カテゴリ:フィリピン事務局, 事務局からのお知らせ, 日本事務局, 海外ボランティア
海外ボランティア実施に伴う新型コロナウイルスに関するご案内
現在、新型コロナウイルスに関して連日報道が出ており、渡航に際して不安を抱えている方、
ご家族が心配されている方もいらっしゃるかと思います。
当会では、日本・フィリピンでの流行状況や滞在地の様子、
フィリピン政府の感染防止対策等最新情報を確認しながらこの春のツアー催行を検討・決定しており、
現時点では今春開催の海外ボランティアプログラムは全て予定通り行う見通しです。
現時点でのフィリピンの状況と現地での医療体制について、ご案内いたします。
●新型コロナウイルスに関するフィリピンでの最新状況(2月5日時点)
・フィリピンでの新型コロナウイルス感染者は2名、内1名が亡くなられています。(いずれも武漢からの中国人旅行客。セブ島に滞在しており、当会活動地のあるルソン島とは島が異なります。)
・フィリピン国内での感染およびフィリピン人の感染は現時点では確認されていません。
・フィリピン政府は上記事例を受け、感染拡大防止に対し、より一層対策を強化しています。
・フィリピン政府はこれまでに、中国人観光客約460名の中国への送還、武漢便の航空便発着の停止、中国人へのフィリピン到着時のビザ発給の停止、過去2週間の間に中国・香港・マカオへの渡航歴(経由・トランジット含む)のある外国人の入国禁止といった感染予防の為の策をとっています。
・当会活動地であるルソン島サンバレス州、マニラ首都圏共に新型コロナウイルスに関連する混乱は出ておらず、現地駐在の日本人スタッフもこれまでと同様の日常生活を送っています。また、病院も通常通り機能しています。
・現地大使館やJICAフィリピンから、現地駐在の日本人に向けた注意喚起や外出禁止令等は発令されていません。
・外務省が発表している感染症危険情報も出ていません。
●活動地の医療体制について
当会の活動地(海外ボランティアで皆さんが滞在する場所)には、クリニックレベルから大学病院のレベルまで医療機関があり、感染症も含め現地で万が一体調を崩された場合は、症状に応じて日本人スタッフがすぐに病院にお連れするようにしています。
大きな病院では夜間や緊急時の受入れ、入院・手術設備などの環境も整っているほか、マラリアや狂犬病といった感染症の初期治療が受けられる体制も整えられています。
また、参加者の皆さんにプログラム参加時に必ずご加入いただく海外旅行保険は、治療費・救援費無制限となっており、万が一の場合は医療ヘリによるマニラの大病院への緊急輸送等にも対応することが可能なプランです。
医療アクセスの悪い秘境の地へ行く訳ではなく、緊急対応が出来る体制は整っているという点でご安心いただけますと幸いです。
<活動地の病院の一例>
Unihealth Baypointe Hospital and Medial Center
2006年9月に開業した病院で、最新の医療機器も備えています。
内科や外科はもちろん、MRI、CTスキャン、放射線科、眼科・歯科、産婦人科など様々な診療科が入っており、診療時間外の緊急医療体制も整っています。
●その他最新情報
フィリピンの最新情報は、下記ページでもご確認いただけます。
外務省 海外安全ホームページ
(※フィリピンの渡航危険レベルは以前と変わらず、レベル1です)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_013.html#ad-image-0
たびレジ
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/
2020年2月5日 NPO法人アクション