フィリピンの公立小学校で全校生徒730人に食料支援物資を配布!
こんにちは。
フィリピン事務局の現地駐在員の山本です。
アクションは、先進国と開発途上国の双方の人々の健康の改善を同時に目指し、
先進国でのヘルシーフードの提供と開発途上国での給食支援を実施している
団体であるTABLE FOR TWOさんと協働で、
2014年よりフィリピン中部ルソン地域バライバイ再定住区にある
公立小学校の栄養失調の生徒を対象とした給食支援事業を実施しています。
フィリピン中部ルソン地域バライバイ再定住区は
1991年のピナツボ火山噴火の際に被災者のための再定住区として建設されました。
周辺地域から隔離されたこの地域では高い失業率が問題となっており、
多くの家庭が貧困状態の中で暮らしています。
そこで、この地区に暮らす子ども達の栄養改善を目指し、この給食支援を実施しています。
また、保護者を対象とした「栄養レクチャー」も実施しており、
コミュニティー内での栄養に対する意識改善のための取り組みも行っています。
今年度は新型コロナウイルスの影響で、対面での給食支援が実施できません。
そこで、代替支援としてこの小学校に通う全校生徒730名の家庭に対して
食料支援物資を配布し、子ども達に栄養のある食事を届けています。