フィリピンと日本の小学生がビデオ通話で交流!〜国際理解講座「世界を知る会」〜
NPO法人アクションでは、武蔵野市教育委員会と協働し、土曜学校「世界を知る会」という国際理解講座を毎年行っています。
「世界を知る会」では、武蔵野市内の小学4~6年生約20名が世界の様々なことについて学んだり、フィリピンの小学生とビデオ通話で交流したりといった体験をします。
2022年12月10日、最終回となる5回目の講座として、フィリピンはバライバイ再定住地区小学校の子どもたちと、武蔵野市の子どもたちとのビデオ通話を実施しました。今回はフィリピン事務局より、バライバイからの参加者の子どもたちの様子をお届けします。
12月10日、交流会当日
プログラムは日本の子どもたちの自己紹介から始まります。
日本からは“Ako po si 〇〇. I like △△.” と、タガログ語と英語を交えて名前と好きなものを教えてくれました。フィリピンの子どもたちは興味津々で、ワンピースや鬼滅の刃などの知っている単語が飛び出すたびに歓声をあげていました。
「私の名前は〇〇です。I like △△」と、こちらは日本語と英語を交えた自己紹介をしてもらいます。前日に行った予行演習では緊張して上手く言えない子もいましたが、練習の成果をしっかりと発揮し、全員上手に発表できました。
次のプログラムは質問コーナー。こちらも日本、フィリピン双方から、それぞれの国の文化や趣味、学校での勉強のことなどについての質問を出し合いました。
みんな積極的に回答してくれて、交流会のスタートに相応しい時間になりました。
お次はYES/NOクイズ。ここからはアクションスタッフが用意したゲームを、フィリピンと日本の子どもたちが対戦形式で遊びます。
日本のこと、フィリピンのこと、それぞれに特化した問題で、お互いに画面の向こうをチラチラカンニングしながら…とても楽しいコーナーでした。
次のゲームは絵しりとり。日本・フィリピン同時にスタートして、最後の1人が描き終わるまでの時間を競います。手に汗握る接戦となり、僅差で日本チームの勝利となりました。
最後のゲームは風船運びリレー。絵しりとり同様日本とフィリピンで同時にスタートして、全員が運び終えるまでのタイムを競います。
慎重に、かつスピードが必要となる緊張感のあるゲームでしたが、自分の順番を待つ子どもたちは早く!早く!きゃー落とした!!などと思い思いに叫びながら観戦を楽しんでいました。結果はタッチの差でフィリピン側の優勝!日本側もフィリピン側も大盛り上がりでした。
交流会の締めくくりには、日本とフィリピンとで一緒に記念写真を撮影。1時間の交流会を全力で楽しんでくれた子どもたちはとってもいい笑顔で、思い出に残る素敵な写真になりました。
異国で暮らす同世代の子どもたちとの交流は、ただ楽しいだけではなく、日本・フィリピン双方の子どもたちにとってとても刺激的な経験になったと思います。こうした機会をこれからもより多くの子どもたちに提供していけるよう、アクションは今後も活動を続けていきます。