カテゴリ:海外ボランティア
こどもの遊び道具作り&コテージ修繕 DAY 4
2月23日 (木) 晴天
今日は児童養護施設から約1時間離れた所にあるオロンガポ市へ行きました。
まずはじめにフィリピンの児童福祉のレクチャーをアクションオフィスで聞きました。
こどもの貧困であったり特別保護が必要なこども達とはという事を学び、キャンパー達も色々な質問をしてくれました。
貧困に対して政府はどのような支援をしているのか、貧困問題が徐々にではあるが解決しているというが、
どのようにして貧困の連鎖を断ち切っているのか、
日本にもあるこどもの貧困は見えにくい貧困があるがそれに対して解決策があったら教えて欲しい、
など色々な質問や助言を求める姿勢が見えました。
その後はモールのカフェにてアクションの代表のお話。
キャンパーからの質問に答えていく形で進みました。
2時間という時間はあっという間に過ぎ、代表を大学に呼んで講座をして欲しいという声もちらほら。
刺激をもらった2時間でした。
そしてその後は不安と興奮が入り混ざるホームステイ。
煌びやかなモールの後ろにあるごみ捨て場にて1泊のホームステイをしました。
その地域で暮らしている人達はペットボトル、段ボール、空きカン、瓶などを集めて生計を立てています。
最低賃金にも満たない日給約100-150ペソ(230~330円)の稼ぎで、路上を裸足で走り回っていたり、
裸のこども達が歩いていたりとよくメディアで目にする貧困地域。
そこにはストリートチルドレンのフットサルチームがあります。
2012年にそこの地域の役員の方がストリートチルドレンを集めてフットサルチームを作りました。
こども達がフットサルの練習に来る代わりに教育支援をするというシステムです。学用品を配り、
こども達の出席や成績の管理もしています。
最初はボールの蹴り方もままならなかったこども達が今では中部ルソンでは2位を獲得したり、
マニラの大会に出たり、レアルマドリーとのコーチが来た時に練習をつけてもらえる程になりました。
そのフットサルチームの所にてホームステイをしました。
みんな不安でいっぱいかもしれないですが、フィリピンの文化や人の温かみ、
児童養護施設のこども達と一般家庭のこども達の違いなど見てきて欲しいなと思います。
フィリピン現地スタッフ 帯川 真智子 (まっち)