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社会福祉士およびハウスペアレントのための能力開発プロジェクトがスタート!
2017年1月20日と2月7日にマニラ首都圏ケソン市にあるフィリピン大学ディリマンキャンパスとパンパンガ州の州都サンフェルナンド市に於いてプロジェクト開始式が行われ、プロジェクトが正式にスタートしました。
このプロジェクトは、マニラ首都圏および中部ルソンに暮らすこどもたちのための児童福祉施設(児童養護施設や児童自立支援施設、シェルターなど)で働く社会福祉士とハウスペアレントの能力強化および、こども達が社会で自立していくためのライフスキル研修構築を目的としています。
2012年から2015年に社会福祉開発省中部ルソン事務所およびJICA(国際協力機構)の協力の元でアクションによって中部ルソンで実施されたプロジェクトの成果をもとに、さらに発展していくものと期待されています。新しいプロジェクトはマニラ首都圏の17の児童福祉施設と中部ルソンにある38の児童福祉施設を対象に2年10ヶ月実施されます。
中部ルソンの事業開始式典には、社会福祉開発省中部ルソン事務所 副所長、関連部局の責任者や、パートナーとなる児童福祉施設より施設長や社会福祉士など多くの方が参加をして下さいました。
マニラ首都圏での式典には、社会福祉開発省本省より保護支援局の局長及び支援開発局局長、マニラ首都圏事務所所長、中部ルソン事務所所長、パートナー施設から多くの方が参加をして下さいました。また、両式典にはJICAの担当者の方々が出席して下さいました。
新しいプロジェクトについてより明確にするために、簡単なオリエンテーションが実施されました。代表の横田は児童福祉施設の職員のための能力開発プロジェクトを開始した理由と、プロジェクトによってこども達に対しての良い環境や将来の自立に向けて、これまでよりも質の高いサービスが提供出来るようになると述べました。
また『改善』という言葉を紹介し、誰もが自分自身のためだけでなく、支援する人たちのために、高い目標を目指し続ける事を促しました。
中部ルソン事務所長は過去のプロジェクトについて高く評価していると述べ、児童福祉施設のこどもたちにとって親代わりにもなる社会福祉士、特にハウスペアレントの能力向上研修の重要性を強調されました。またマニラ首都圏事務所長はプロジェクトへの全面的な支援と、こどもたちのケアにおけるより良いサービスを提供する手助けとなる新たな取組への熱い協力を表明されました。
JICAフィリピン事務所の担当者は、こどもの福祉と開発の分野で貢献してきたアクションと社会福祉開発省に感謝しました。また、JICAがこれらの団体と協力していることを光栄に思い、フィリピンのこどもたちの健康と権利の保護に同じ関心を共有していることを再確認されました。
フィリピン事務局
M.A Angeles and EC Drewery
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