カテゴリ:海外ボランティア
こどもの遊び道具作り&コテージ修繕 DAY1&2
2月20日 (月) 晴天
今日はフィリピンは晴天。
「暑い暑い!」と言いながら汗をかいている5名のキャンパーと一緒にバンに乗り込みました。
事前研修に来てくれたキャンパーもいて、新たにバンの中で自己紹介をしていきました。
名前・大学?年生・専攻というものを共有し皆和気藹々。
見るもの見るものが新しく、あまり眠らずに途中休憩をし夕飯はジョリビーへ。
その後は児童養護施設にて施設上のルール・日程・キャンパーみんなの目標など共有をしました。
そして時間があったので早速遊具作りの案も出し合いミーティングは終了しました。
明日からこども達と遊んだりワークをしたり盛り沢山なので、楽しみながら学びましょう!
2月21日 (火) 晴天
今日は児童養護施設の施設長のタタイ(親しみを込めてタガログ語でお父さんという意味)が
色々お話ししてくれました。
朝食中にバナナを食べていると、
バナナには色々な種類がありフィリピン南部のミンダナオという地域から来ていて日本や海外にも輸出している、
フィリピンはマグロも日本へ輸出しているなどフィリピンと日本の貿易についてのお話から、
日本人はチームワークに長けていて、西欧やフィリピンのトップダウンの組織図ではなく、
ボトムアップの組織図で、会社の下の人達が企画立案し代表にプレゼンするため、
組織全体が一つの事業についての共通認識があり、代表がいなくてもうまく事業が回る。
それはフィリピンではありえない事で日本の素晴らしい部分だと思うとタタイが力説してくれました。
やはり外国へ行くと日本はどの様に見られているかなど外国の人から直接聞けるためとても学びになります。
タタイの日本とフィリピンのお話は約40分ほど続き、皿洗いをし、
その後もまたタタイからジャイラホームについてのお話をしてくれました。
いつもはジャイラホームの歴史を彼が淡々とお話しするという形式でしたが、
今回はもっとディスカッション式でしたいというタタイの要望もあり、
日本語で大体説明をした後、キャンパーから英語・日本語で質問してもらいました。
退所したこども達に対して何か支援しているか、
ストリートチルドレンの支援を始めた時の資金はどうしていたか、
ストリートチルドレンの数を減らすためにはどのような対策をとるべきか、など
みんなが気になるであろう事を聞いてくれました。
タタイもディスカッション式の講座で満足していた様子でした。
その後は施設案内をし、アクションの活動内容を説明した後、ナナイお手製の昼食。
今日は酸味の聞いた豚と野菜の煮込み料理であるシニガンを食べました。
汗をかきながら美味しいと言いながらナナイのご飯を頂き、その後はマーケット見学。
トライシケルに5分ほど揺られ、セブンイレブンで解散。
約30分ほどマーケット散策をし、戻りました。
そして休憩を取り、いざ修繕ワーク。
今回は女の子のコテージのペンキを塗る準備をしました。
ペンキが剥がれそうな部分を剥がし、ヤスリで表面をスムーズするという作業をしました。
ありや虫がなぜかいるというお部屋でこども達のお部屋を綺麗にする事に集中。
作業中もこども達が学校から帰ってきてキャンパーのお兄ちゃんお姉ちゃんと遊びたくてしょうがないこども達。
キャンパーのお手伝いをしたくてヤスリをかけたりしました。
そして午後4時になり作業終了。
こども達が待ちに待った遊ぶ時間です。
おんぶに抱っこ、アルプス一万弱など甘えたい放題。
体を使うものではなく、折り紙や風船を使ってあまり走り回らない遊びに切り替えました。
飛行機を折ったり、風船を膨らましたりと手先や肺活量が試される遊びをし、笑い声が飛び交っていました。
風船を膨らませて空気を出す際に風船お口元を引っ張ってピーという高い音を出しては爆笑したり、
膨らませた直後縛らずに話して風船を飛ばして遊んだりとピーピー・ブーブーという
音が飛び交う中、こども達の笑い声も飛び交うとても賑やかな時間でした。
黙々と折り紙を折る子達もいれば、一生懸命風船を膨らまそうとするが体が小さく肺活量がないため、
顔を真っ赤にさせながら頑張る5歳の男の子。自分ができない事に嫌気がさして「クヤー!」と小さなグーで
パンチをしながら「これ膨らませて!」と悔し見ながら甘える男の子。
怒っても何しても可愛いって親がよく言っていたなと思い出した瞬間です。
今日の夕飯はこども達みんなで一緒に食べました。
ご飯によく合う野菜と甘い照り焼きのようなチキンを食べました。
大きな子達とはキャンパーは将来の夢の話をしてくれて、
大きな女の子は海外特に日本に行ってみたいからスチュワーデスになりたい
大きな男の子は看護師になりたいと教えてくれました。
頑張ればできるから頑張ってねとキャンパーが励ましの言葉を言ってくれて、
頑張るとこども達も言っていました。
ご飯後は歯磨き指導!
女の子達は比較的歯みがきを自発的にしますが、小さい男の子達は見ないとしたがりません。
キャンパーが男の子を抱えてきて男の子のコテージで指導開始!
「マガリーン!(上手上手!)」と言うと他の子達も僕もやる!ほめてー!
と言った様子で意欲的に歯みがきをしてくれます。
やはりみんな褒められたいからいつもは面倒でも一生懸命磨きます。
みんな終わった後に「いーしてー!」と言うと、歯を磨けたか見せてくれました。
みんなスッキリ眠れますね!
明日もいっぱいクヤとアテに遊んでもらおうね。
フィリピン現地スタッフ 帯川 真智子 (まっち)