「中部ルソンの児童福祉施設職員研修事業」が終了しました!
少し前の話題になりますが・・・
先月、3年間に渡り実施をしてきた「中部ルソンの児童福祉施設職員研修事業」が無事終了しました!
山あり谷あり、泣き笑いありの3年間。
フィリピンにはなかった児童福祉施設の職員研修。その中でも今回の研修では、
こども達を直接ケアする、38の児童養護施設のハウスペアレントとソーシャルワーカー250名が対象でした。
施設のリサーチ、日本での研修、中部ルソンでの職員基準規程の制定、
フィリピン大学に協力して頂いての教材作成そして研修実施。
アクションのプロジェクトスタッフをはじめ、社会福祉開発省の職員の皆さん、
JICAフィリピン事務所、JICA東京の皆さん、
そして何よりもアクションを信頼して研修に快くスタッフを送り出してくださった各施設。
本当にありがとうございました。
施設のスタッフとこども達の関係改善、これまで研修に参加していなかった施設からの
研修参加希望など、成果が徐々に見え始めています。
そして!来年からは舞台をマニラ首都圏に移し、
社会福祉開発省の本省をパートナーとして研修を実施します。
中部ルソン〜マニラ首都圏のこども達へ。その先にあるのは全国レベルの研修としての政策提言。
10年後にはフィリピン人が同様の研修がない東南アジアやアフリカで研修プログラムの技術協力。
支援される側からする側に。そこまで繋げられれば、と考えています。
フィリピン以外の国で活動をしないんですか?と良く聞かれるのですが、フィリピンに資源を投入し、
新しい仕組みを作り、他の国に取り入れて貰えるようなモデルを作る。
常に現場を持ち、こども達と向き合い、そこから共通の課題を掘り出していく。
そんな活動を目指したいと思います。
これからもアクションとこども達の応援を宜しくお願いします!
*この事業はJICA草の根パートナー事業として実施しました。