ホームフィリピンでの活動孤児院自立支援子供たちの一日

子供たちの一日

【5:00~5:15】 起床
ジャイラホームの朝は早い。フィリピンでのこの時間は真っ暗。食事を作るハウスマザーは4:30に起きてこどもたちのごはんを作ります。ワークキャンプ中は各コテージに参加者がヘルパーとして入るのですが、この時間に起きるのは至難の技です。

こどもが自分で料理 【5:30~6:00】 朝食
朝・昼・夕食は基本的にハウスマザーが作りますが、こどもたちも持ち回りで食事当番をつとめています。この日のメニューはフィリピンでもっともプピュラーな魚「ティラピア」のフライ。油がはねてアチチと言いながらもみんなの為に美味しいフライを作ってくれました。日本でこのくらいの年のこどもに油を使った料理を任せることはあまりないと思います。


【6:00~7:00】 掃除や通学準備
こども達の仕事 こどもたちは朝学校に行く前と学校から帰って来た後にそれぞれ決められた仕事をします。洗濯物や食器洗い、部屋やトイレの掃除。小さい子は落ち葉など。施設に洗濯機はあるのですが、フィリピンの一般家庭にはありません。家に戻った時に自分の事は自分で出来るように洗濯も手洗いで行っています。


【7:00~11:30/13:00~16:00】 学校で勉強
学校での様子 小学校5年生まではジャイラホームの敷地内にある小学校で学んでいます。6年生は近くの公立小学校へ。児童養護施設のこどもたちは一般家庭のこどもたちに比べてわんぱくです。いつも大勢の中で揉まれて生活しているから自然と逞しくなります。ソーシャルワーカーが校長先生に呼ばれることもしばしば。高校は全員公立高校へ通っています。


【11:30】 昼食
フィリピン料理 ジャイラホームのこどもたちの食欲には目を見張るものがあります。小学校低学年でもどんぶり飯ぐらいの量は当たり前。とにかくお米を沢山食べています。お蔭様でジャイラホームはお米を100%自給自足していますが、すごい量が消費されていきます。これだけお米を食べる国民なので、実はフィリピンは糖尿病患者が多いのです。野菜の自給自足が出来れば、今よりももっとバランスの良い食事が作れることになります。


【16:00~18:00】 遊び&空手の時間
学校から帰って来ると遊びの時間です。もちろんプレイステーションといったテレビゲームはありません。日本の缶蹴りのような遊びやおにごっこ、バスケットボールなどみんな真剣そのもの。おとなが入れない完全なこどもの世界です。いつの日か日本のこどもとぜひ一緒に遊んで欲しいと思っています。この時間は空手の稽古がある時間。15人ほどのこども達がセイヤ!セイヤ!と道場で汗を流しています。

遊びの時間空手の稽古


ヒナタが食べているところ 【18:00】 夕食
夕食は6時から。高校4年生は勉強のため、帰りが遅い事もしばしば。高校4年生?と思われる方もいるかもしれませんが、フィリピンの教育制度は小学校が6年間でその次が高校4年の10年制となっています。日本よりも2年早く高校を卒業する為、大学生1年生は17歳。ただし、8歳でも10歳でもはじめて小学校に通った時が1年生となるので教室では様々な年齢のこどもたちが勉強しています。小学生でも留年があるため、小学校4年生を3回なんていう生徒もいたりします。


【18:30~19:00】 お祈りの時間
ジャイラホームの運営母体は教会のため、毎晩聖書を読んだり、お互いのその日の出来事を共有しあいお祈りをする時間があります

【19:00~21:00】 勉強&テレビの時間
学校の宿題をしたりテレビを観たりする時間です。ワークキャンプがある時期は勉強を忘れてついつい日本から来たお兄さん&お姉さんと遊んでしまいます。フィリピンで今一番人気のあるアニメは「ナルト」!!!小学生はみんなナルトごっこをして遊んでいます。またフィリピンでも韓国ドラマは大人気。東南アジアを席巻しています。

【21:00】 消灯
次の日の朝は5時起きのため早目の消灯。幼稚園生は昼間沢山遊んだ疲れで8時には寝てしまいます。みんなどんな夢を見ているのでしょうか。